歯科用インプラント治療が医療保険適用になりました

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歯を失った人にとってインプラント治療は見た目の良さと術後の利便さでとても魅力的な方法です。
インプラントとは顎の骨に埋め込むボルトの事を言います。
これに人工歯を接続することで見た目と機能を本来の歯同様に戻すことで出来ます。
埋め込む素材として、ほとんどのメーカーではチタンが使われています。
チタンは金属アレルギーがでにくく、身体に有害な作用も及ぼしにくく、さらに重さは鉄の半分で強度も鋼鉄以上で錆びにくいので安心です。
インプラント治療は他の治療のように健康な歯を削る必要もなく、入れ歯のように喋りにくい、噛み心地が悪いなどもありません。
外科手術が必要になるので治療期間が多少長くなりますが、機能性も良く、更に外見も美しく仕上がるのが特徴です。
手術と聞くと大層なイメージを持つかもしれませんが、局所麻酔により手術中には痛みを感じません。
術後も抜歯程度の痛みです。
入院する必要もなく翌日から通常の生活が可能です。
その後のメンテナンスもしっかり行えば、第2の永久歯として維持可能です。
しかしこの治療はテレビでも話題になっていますので知っている人もおられると思いますが医療保険適用外ということもあり、何十万という治療費がかかり手軽に受けれるものでなく、治療期間も多少長くなることから入れ歯や差し歯との選択をする人も多かったと思います。
しかし平成24年の4月にインプラント治療が医療保険適用になるという発表がありました。
これで金銭的にインプラント治療を諦めた人や歯を失った人でも歯をもつことができるようになったのです。


今までインプラント治療がなぜ保険適用されなかったのか。それは歯の治療をするにあたっての診断が2種類あるからなのです。
一つは「保険診断」名前の通り健康保険が適用される治療です。
患者は多くて3割の費用を負担するだけで、みなさん馴染みの治療です。
これは悪くなった歯を治療し、誰もが通常通り噛める、喋れるようにするための治療ですので保険が適用されます。
もう一つは「自由診断」これは先ほどの保険診断と違い、治療費用が患者の全額負担になります。
なぜかというとこの診断では、噛む機能や見た目の向上が目的となるからです。
インプラント治療は今までは見た目を求めた治療と判断され、自由診断に分類され、保険適用外となっていたのです。
ではこれからはすべて医療保険が受けられるのかというとそうではありません。
保険適用されるにはいくつかの条件があります。
「歯科または歯科口腔外科がある保険医療機関」「当該診療科に係わる5年以上の経験および当該療養の3年以上の経験を有する」「常勤の歯科医師が2名以上配置されている」「病院である」「当直体制が整備されている」「医療機器保守管理及び医薬品に係わる安全確保のための体制が整備されている」他に患者側の条件などもありますが、この「病院である」がかなり重要です。
病院である条件は病床(ベッド)の数が20床以上の入院施設を持つものですので、大半の歯科医院やクリニックは病院にあたりません。
一見患者にとっては不便な仕様に感じますが、外科手術が必要なので高額な自由診断を小さなクリニックで受けるよりも、安価な保険診断を大きな病院で受けることが可能になったという事なので、患者側にとっては安心して治療が受けれるようになりました。